アイリッシュセッターの優しさを色で表現する

パラコード

ヤックルの雰囲気を首輪デザインに込めて

犬の“性格”を色で表現するという発想

犬と暮らしていると、
「この子の雰囲気って、どんな色なんだろう?」
そんなことを思う瞬間がある。

ヤックルを見ているといつも思う。
彼の優しさは、ただ大人しいだけじゃない。
人に気を遣って歩幅を合わせるところ。
ジーナにいつも順番を譲るところ。
ふとした瞬間に見せる、あの柔らかい眼差し。

それは“性格”でもあり、“色”でもある。

今回つくったパラコード首輪とリードは、
そんなヤックルの空気そのものを
ひとつのデザインとして形にしたものだ。


ヤックルという犬の持つ“空気感”

柔らかいのに芯がある子

ヤックルは、いわゆる典型的なアイリッシュセッターのような
ハチャハチャした激しさとは少し違う。

ふわっとしているのに、
どこか強さと誠実さを感じる。

その優しさは「甘え」ではなく、
「相手を思う」ほうの優しさだ。

病気と向き合ってきたからこその穏やかさ

アジソン病、てんかん。
生きてきた道のりの中で、
普通の子では経験しないほどの体調の波に向き合ってきた。

だからこそ今のヤックルには、
“静かな強さ”が宿っている。

その姿を見てきたから、
どうしてもその雰囲気を首輪に落とし込みたかった。


ホワイトを選んだ理由

白よりもあたたかく、ベージュよりも軽い色

色の中でもオフホワイトは特に難しい。
少しで黄ばみ、
少しで冷たく見え、
少しで安っぽくなる。

だからこそ、選ぶのに時間をかけた。

このオフホワイトは、
光を含んでふんわりと揺れるような色味。
朝日の中でヤックルの毛が柔らかく光る、
あのニュアンスに近い。

どんな毛色にも馴染む“透明感”のある色

アイリッシュセッターの深い赤毛にも、
黒いコッカースパニエルにも、
白いテリアにも、
まるで水のようにスッと馴染んでくれる。

主張しすぎず、
かといって脇役にもならない。

控えめで上品なのに、
存在感はしっかり残る。

そんな色。


編み方に込めた“やさしさ”と“強さ”

ゴテゴテした装飾を入れない理由

犬が身につけるものは、
派手すぎるとただの装飾になる。

それよりも大事なのは、
「その子らしさ」と「日常の中で馴染むこと」。

だから編み方はあえてシンプルに。
装飾性よりも“流れ”を重視した。

触った瞬間に伝わる柔らかな質感

パラコードは丈夫で強い素材だけれど、
編み方次第で雰囲気は大きく変わる。

今回の編みは、
手にしたときにふんわり感じる柔らかさと、
力をかけたときにだけ現れる芯の強さがポイント。

ヤックルそのもの。


ゴールド金具が生む“大人の上品さ”

金具はシルバーではなくゴールドを採用した。

理由はひとつ。
オフホワイトとの相性が抜群だから。

そしてもうひとつ。
アイリッシュセッターの赤毛と合わせたとき、
控えめに光って大人っぽさを引き出してくれるから。

主張しすぎない、
でも見逃せない。

そんな絶妙な存在感。


この首輪がつくる“物語”

ヤックルにこの首輪をつけると、
彼の優しさがより際立って見える。

装飾ではなく、
“その子が本来持っている光”をそっと引き出すイメージ。

パラコードという素材は、
ただの道具ではなく、
犬と暮らす日々の中にある
「ストーリーの一部」になる。

散歩道で光るリードの揺れ、
ふと首元に手を伸ばしたときの感触、
写真に写り込むシンプルな美しさ。

全部が日常の一部になる。


まとめ──色で、性格をデザインする

今回の作品は、
ただの首輪でも、ただのリードでもない。

ヤックルの“優しさ”という色を編み込んだ作品。

犬の性格や雰囲気を色や形に落とし込むと、
道具は単なる道具ではなく、
その子の“もうひとつの表情”になる。

GIRASOLでは、
そんな「その子らしさ」を丁寧にすくい取って
作品にしていきたい。

ヤックルがくれたインスピレーションを胸に、
次の作品もまた楽しみながら作っていく。

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