情報を減らす具体的チェックリスト(7日間)

ライフスタイル

情報を減らしたら体調が良くなった理由を書いたあと、
正直に言うと、少し怖くなった。

体調が良くなった、なんて言葉は簡単だけど、
それは同時に「今までどれだけ無理をしていたか」を
認めることでもあったから。

あの記事は結果の話だった。
これは、その途中で身体の中で起きていたことの話。

チェックリストと名付けてはいるけれど、
整えるための手順書じゃない。
7日間かけて、自分の感覚を取り戻していった記録だ。


0日目|減らそうと思った理由は「不調」じゃなかった

当時の私は、はっきりした不調があったわけじゃない。
熱もないし、病気でもない。
でも、常にどこかおかしかった。

・朝起きた瞬間から、頭が重い
・理由もなくイライラする
・集中力が続かない
・呼吸が浅い
・夜になるとどっと疲れる

「歳かな」「更年期かな」
それっぽい理由を当てはめてみても、
身体は納得していない感じがした。

ある日、スマホを置いたまま数分ぼーっとしていて、
ふと気づいた。

ずっと、何かに反応し続けている。

それは運動でも仕事でもなく、
ほとんどが「情報」だった。


Day1|“当たり前”の情報を切った日

最初にやったことは、
劇的でも前向きでもない。

テレビをつけない。
ニュースを見ない。

それだけ。

消した瞬間、
胸の奥が少しザワついた。

「知らなくていいの?」
「無関心ってことにならない?」

罪悪感が先に出てきた。
身体より、頭が反応していた。

でも30分もしないうちに、
呼吸が深くなっていることに気づいた。

何も良いことは起きていない。
ただ、刺激が減っただけ

それだけで身体は、ちゃんと反応した。


Day2|不安を“作っている情報”に気づいた日

この日は、
情報を減らすというより観察した。

何を見たあと、
私はどんな状態になるのか。

・未来が不安になる
・誰かに怒りたくなる
・自分が足りない気がする

そうなる情報には、共通点があった。

「知らないと損する」
「今すぐ対策しないと危険」
「正しくない人は責められる」

内容よりも、煽り方がきつい。

見た瞬間は何も感じなくても、
身体は確実に緊張していた。

肩が上がり、
歯を食いしばり、
呼吸が浅くなる。

私は不安を感じていたんじゃなく、
不安にさせられていた


Day3|比較が始まる場所から離れた日

SNSを開くたび、
無意識に誰かと自分を並べていた。

楽しそうな人。
評価されている人。
うまくいっている人。

表では「すごいな」と思いながら、
内側では、ほんの小さな自己否定が積もっていた。

それは激しい嫉妬じゃない。
だから厄介だった。

・私はまだ足りない
・もっと頑張らなきゃ
・このままでいいのかな

ミュートする指が、少し重かった。

相手が嫌いなわけじゃない。
ただ、今の自分の身体には刺激が強すぎた

ミュートしたあと、
世界が静かになった。

何かを失った感覚より、
やっと休めた感覚が近かった。


Day4|「返さなきゃ」を手放した日

LINEを開くと、
返していないトークが並んでいた。

半年以上、動いていないやりとり。
一年以上、名前を見るだけの関係。

消す前、少しだけ胸が痛んだ。

「冷たい人だと思われないかな」
「ちゃんとした大人じゃないかも」

でも消したのは、人じゃない。
役割だった。

・気を遣う私
・期待に応える私
・ちゃんとつながっている私

それらを一度、降ろした。

その夜、
理由もなく早く眠くなった。

身体は、正直だった。


Day5|新しいことを入れなかった日

この日は、意識的に
何も学ばない日にした。

健康法も調べない。
正解も探さない。
答えも見に行かない。

最初は落ち着かなかった。

「何か見落としてる気がする」
「この時間、無駄じゃない?」

でも昼を過ぎた頃、
その焦りがスッと消えた。

今ある知識と感覚だけで、
一日が回っている。

情報が多いから安心なんじゃない。
多いから、不安だった


Day6|身体の声が前に出てきた日

情報が減ると、
最初に現れたのは感情じゃない。

身体だった。

・眠い
・お腹が空く
・歩きたい
・今日は動きたくない

普段なら無視していた感覚が、
前に出てきた。

効率より、
正しさより、
身体を優先した。

その日一日、
気分が良いわけでも、
特別なことがあったわけでもない。

ただ、疲れなかった


Day7|残すものがはっきりした日

最後の日は、
削るのをやめた。

代わりに、
残したいものだけを感じた。

・読むと呼吸が深くなる文章
・比べなくていい世界
・安心して戻れる習慣

数は少なかった。

でも、不足感はなかった。

むしろ、
これ以上はいらないと思えた。


結果として、私がやっていたこと

7日間を振り返って、
私は何かを“改善”したわけじゃない。

ただ、
自分を緊張させる刺激から距離を取っただけ

チェックリストにするなら、
たしかに項目はある。

・不安を煽る情報を減らす
・比較が始まる場所から離れる
・返さなきゃいけない役割を手放す
・学ばない日をつくる
・身体の感覚を優先する

でもこれは、
誰にでも当てはまる正解じゃない。

私の場合、
これで体調が戻っていった。


まだ終わっていない

今も、情報は入ってくる。
また疲れる日もある。

でも、
「あ、増えすぎてるな」と
身体で分かるようになった。

それだけで、
戻れる場所ができた。

整えるって、
足すことじゃなかった。

静かにすることだった。

今日、
どこを少し静かにしようか。

答えは、まだ出ていない。

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このブログを書いている人のこと

神奈川県在住。
長年フィットネスインストラクターとして身体と向き合ってきたが、
「整える=頑張ること」ではないと気づいたことをきっかけに、
暮らし・情報・人間関係を少しずつ引き算する生活へ。

現在は、犬との静かな時間を大切にしながら、
体感・感情・思考の変化を言葉にするブログを綴っている。
正解やノウハウよりも、
「まだ言葉になっていない感覚」を拾うことがテーマ。

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