犬と暮らす40代女性のリアルな生活リズム

ライフスタイル

心と身体のバランスを取り戻す暮らし方

犬と暮らす毎日は、静かに流れているようで、じつはドラマの連続だ。
ヤックルとジーナ、この2匹がつくる“家のリズム”に合わせて生きていると、
時間は機械的なスケジュールではなく、呼吸みたいに自然な循環になっていく。

朝は、まだ空が群青色のままの時間に始まる。
三時。
…と言うと、大抵驚かれるけれど、これは私の意思ではなく、2匹の意思。
ヤックルはオシッコソワソワ、
ジーナは激しめの「起きろキス」。
結局、笑いながら布団を抜け出すのが日常になった。

まだ外が静まり返っている時間の散歩は、
誰もいない世界を2匹と独り占めしているようで、少しだけ誇らしい。
冷たい空気の中で聞こえるのは、ヤックルの足音と、ジーナの鼻息だけ。
この時間が、心のスイッチを“今日モード”に変えてくれる。

四時になるとジムへ向かう。
これは、私が唯一「完全に自分だけ」に戻れる時間。
でもこの時間が成り立つのは、旦那が家にいるから。
ヤックルがてんかんになってから、
彼を一人にさせないよう生活のすべてを組み替えた。
仕事も辞め、友達と会う時間も自然と消えた。
そんな中で残った“自分のまま呼吸できる場所”が、このジムの一時間。
身体を動かすたび、心の中のざわつきが少しずつ消えていく。

五時半には旦那を送り出し、朝食と家事。
湯気の立つ味噌汁の匂い、まだ薄暗い部屋、
ヤックルが床に伸びてる姿、ジーナが私の足元をウロウロ。
ここに「私の家」があるんだなあと、ふと感じる。

七時からはPC作業。
YouTubeの制作、ブログ、画像づくり、音の調整。
静かな集中タイム…と言いたいところだけど、
だいたい背後で2匹が“構ってくださいアピール”をしてくる。
撫でたり、声をかけたり、おやつをあげたり、
仕事と犬と、どっちも大事で、どっちも生活の一部。

九時にはまた散歩。
朝の散歩と違って、太陽の光に照らされたヤックルの毛が赤く輝く。
ジーナはいつも通りマイペースで、
落ち葉の匂いを一つひとつ丁寧に味わう。
戻ったらまたPCへ。
ブログを書いて、サムネを作って、動画を仕上げて…。
家の中に風が流れるように、頭と手を動かしていく。

昼ごろに軽くごはんを食べて、
午後はパラコード制作。
一本一本編む時間は、呼吸が深くなる。
忙しさを忘れて“手を動かすだけの世界”に入れるから、
心が整っていくのがわかる。

14時半にはまた散歩と家事。
2匹のリズムに合わせて動いていると、
人間のほうが自然のリズムに引っ張られていく。
太陽の角度、風の匂い、2匹の足取り。
全部が「そろそろだよ」と教えてくれる。

16時の入浴で、体を一度リセット。
湯気の中で深呼吸して、
「あ、今日もいろいろやったな…」と静かに実感する。

17時半に夕飯を作って、まったりタイム。
何気ない時間だけど、いちばん安心する時間でもある。
旦那と2匹、静かな部屋、テレビの柔らかい光。
昔はいろんな場所に自分を散らして生きていたけれど、
今は“ここ”にすべてが収まっている。

21時には就寝。
早いようで、これが私にはちょうどいい。
一日中、2匹と一緒に過ごして、
話しかけて、撫でて、時々イタズラに笑って。
そんな小さな積み重ねが、いまの私の安定になっている。

犬と暮らす生活は、
豪華でも派手でもない。
だけど、心と身体が「本来の場所」に戻っていくような、
しずかで、やわらかい毎日だ。

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