――「寝かせよう」としないことから始まった我が家の夜
「夜、なかなか寝てくれない」
「物音に反応して起きてしまう」
「寝ているはずなのに、どこか落ち着きがない」
犬の睡眠に悩むと、
つい「どうすれば寝るか」を考えてしまう。
でも、実際に向き合って気づいたのは、
犬は“寝かせられて”眠るわけではないということだった。
安心できた結果として、眠る。
今回は、我が家で少しずつ整えてきた
犬が自然に眠りに入れる環境づくりについて書いていく。
犬にとって「安心して眠れる」とはどういう状態か
犬が深く眠るために必要なのは、
静けさや暗さだけではない。
むしろ大切なのは、次の3つだ。
- 予測できる環境
- 刺激が少ないこと
- 不安が増幅しないこと
犬は人間よりも環境変化に敏感だ。
小さな違和感でも、眠りの質に影響する。
我が家の犬たちの「眠れなかった夜」
以前の我が家では、
夜になるとこんな様子が見られた。
- ヤックルは寝床を何度も変える
- うとうとするが、すぐ目を覚ます
- ジーナは物音に反応して起き上がる
完全に眠れていないわけではない。
でも、深く休めていない感じがあった。
そこで、「寝かせる」発想をやめ、
環境そのものを見直すことにした。
安心して眠れる環境づくり① 音を整える
無音は、必ずしも安心ではない
最初に変えたのは、音だった。
人間にとっての無音は落ち着く。
でも犬にとっては、
外の音がそのまま入ってくる不安定な状態でもある。
- 遠くの車
- 風の音
- 家のきしみ
それらが突然聞こえると、
犬は「何か起きた」と反応してしまう。
一定で、予測できる音を
我が家で取り入れたのは、
- 歌詞のない音楽
- 音量はかなり小さめ
- 曲調の変化が少ないもの
聞こえるか聞こえないか、くらいで十分だった。
大事なのは、
ずっと変わらない音が流れていること。
それだけで、外音への反応が明らかに減った。
安心して眠れる環境づくり② 光を整える
真っ暗は、犬にとって不安になることもある
人間は暗い方が眠りやすい。
でも犬は、完全な暗闇が苦手なことも多い。
特に、
- シニア犬
- 分離不安傾向のある犬
- 視力が落ちてきた犬
こうした犬には、
ほんのりした明かりが安心につながる。
我が家で効果があった明かり
- 廊下の常夜灯
- 間接照明
- カーテン越しの街灯の光
直接照らさず、
「空間がわかる」程度の明るさ。
それだけで、
夜中に起き上がる回数が減った。
安心して眠れる環境づくり③ 寝床の位置
犬は「孤立」を感じると眠りが浅くなる
寝床の位置も重要だった。
- 家族の気配が感じられる
- でも動線の邪魔にならない
- 外の刺激が入りにくい
この条件を満たす場所に寝床を置くと、
落ち着き方が変わった。
「一緒に寝る」かどうかより大切なこと
同じ布団で寝るかどうかより、
存在を感じられる距離が重要だった。
完全に別室にすると不安になる犬もいれば、
近すぎると落ち着かない犬もいる。
正解は一つではない。
安心して眠れる環境づくり④ 夜のルーティン
毎日同じ流れが、不安を減らす
犬は、予測できることに安心する。
我が家では夜の流れを固定した。
- 同じ時間にトイレ
- 同じ順番で部屋移動
- 同じ音、同じ明かり
これだけで、
「これから寝る時間だ」と理解するようになった。
やらなくてよかったこと
試してみて、
やらなくてよかったこともある。
- 無理に寝かせようとする
- 静かにさせるために叱る
- 寝ないことを問題にする
犬が眠れないのは、
わがままではなく、理由がある。
犬が安心して眠れると、飼い主も眠れる
環境を整えてから、
犬だけでなく、私自身の夜も変わった。
- 夜中に起きる回数が減る
- 不安が先回りしなくなる
- 「大丈夫」という感覚が増える
犬が安心して眠る姿は、
そのまま飼い主の安心にもつながる。
犬が眠るのは「安心できた結果」
犬の睡眠は、
コントロールするものではない。
- 音
- 光
- 距離
- 流れ
それらを整えた先に、
自然な眠りがある。
もし今、
愛犬の夜に違和感を感じているなら、
「寝かせ方」ではなく
環境を見直してみてほしい。
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