犬の首輪は、ただの道具じゃない。 それは「毎日そばにいる」という約束を、静かに形にしたもの。
犬と暮らしていると、首輪やリードは“当たり前”の存在になります。 散歩に行くとき、病院に行くとき、外の世界とつながるとき。
でも、ある日ふと立ち止まって考えました。 この首輪、本当にこの子との関係を表しているだろうか?
首輪は「管理」ではなく「関係性」を映すもの
首輪というと、 ・迷子防止 ・安全管理 ・しつけ といった機能面ばかりが語られがちです。
もちろん、それらはとても大切。 でも、犬と人の関係が「支配」や「管理」だけで成り立っていないのと同じで、 首輪もまた関係性の延長線上にあるものだと感じています。
毎日触れるもの。 毎日目に入るもの。 毎日その子の首元にあるもの。
だからこそ、そこに ・どんな想いを込めるか ・どんな価値観を乗せるか は、意外と大きな意味を持ちます。
犬は首輪を選べないからこそ
犬は、自分で首輪を選べません。 色も、素材も、重さも、触り心地も。
すべては飼い主が決める。
だから私は思います。 首輪選びは、飼い主の価値観がそのまま出る行為だと。
・見た目重視なのか ・安全性重視なのか ・価格重視なのか ・想い重視なのか
どれが正解という話ではありません。 ただ、その選択の積み重ねが、 犬との暮らしの空気を作っていくのは確かです。
「絆を形にする」という考え方
私がパラコード首輪を作るとき、 いちばん大切にしているのは 「絆を形にする」という視点です。
絆は目に見えません。 でも、確かにそこにある。
一緒に過ごした時間 名前を呼んだ回数 撫でた手の感触 心配した夜 笑った朝
それら全部が積み重なって、今があります。
首輪は、その“目に見えないもの”を 毎日の暮らしの中で感じられる存在になれる。 私はそう信じています。
パラコードという素材を選ぶ理由
パラコードは、もともとパラシュート用に作られた丈夫なコードです。
・強度が高い ・軽い ・水に強い ・耐久性がある
機能面だけを見ると、とても合理的な素材。
でも、それ以上に惹かれたのは、 一本一本のコードを編み上げていく工程でした。
一目一目、手で編む。 力を感じながら、バランスを見ながら。
それはまるで、 犬との関係を一日一日積み重ねていく感覚に似ています。
「手作り」であることの意味
大量生産の首輪は、均一で、安定しています。 それはそれで素晴らしい。
でも、手作りの首輪には ・編み手の癖 ・わずかな個体差 ・その時の空気 が、どうしても入り込む。
それは欠点ではなく、 「その子だけのもの」になる理由だと思っています。
完璧じゃない。 でも、あたたかい。
それは、犬との関係そのものにとても近い。
首輪を見るたびに思い出すもの
散歩中、ふと首輪を見る。 家でくつろいでいるとき、首元に目がいく。
そのたびに、 「この子がここにいる」 という事実を再確認する。
首輪は、 犬のためのものでもあり、 実は飼い主自身のためのものでもあります。
忙しい日も うまくいかない日も
首輪をつけたこの子がそばにいる。 それだけで、世界の見え方が少し変わる。
犬との暮らしは「選択」の連続
どんなごはんを選ぶか どんな病院を選ぶか どんな暮らし方を選ぶか
首輪も、その一つ。
大きな決断ではないけれど、 確実に日常に影響する選択です。
だからこそ、 「なんとなく」ではなく 「想いを込めて」選ぶという視点を 持ってみてほしいと思っています。
まとめ|首輪は、静かなメッセージ
首輪は語りません。 主張もしません。
でも、毎日そこにある。
犬との関係性 飼い主の価値観 暮らしの温度
それらを、静かに伝え続ける存在です。
犬との絆を、どう形にするか。
その答えの一つとして、 首輪という選択がある。
私はそう考えています。
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このブログを書いている人のこと
このブログを書いているのは、
犬と暮らす日々を、できるだけ丁寧に生きたいと思っている一人の飼い主です。
一緒に暮らしているのは、性格も年齢も違う2匹の犬。
元気だった頃も、年を重ねてからも、
うれしい日も、不安な日も、全部そばで見てきました。
犬と暮らすということは、
かわいいだけでは続かない。
楽しいだけでも終われない。
体調の変化に一喜一憂したり、
選択の正解が分からなくて悩んだり、
「この子のために、私は何ができるんだろう」と
何度も自分に問いかけてきました。
そんな日々の中で気づいたのは、
犬との暮らしは 小さな選択の積み重ね だということ。
どんなごはんを選ぶか。
どんな環境を整えるか。
どんな道具を使うか。
首輪やリードも、その一つでした。
パラコードで首輪を作り始めたのは、
「売りたいから」ではありません。
自分が、心から納得できるものを
この子の首元につけたかったから。
強くて、安全で、軽くて、
でもそれ以上に、
想いが通っていると感じられるものを。
一本一本、手で編みながら、
「今日も一緒に生きている」という実感を
形にしたいと思いました。
GIRASOL(ヒマワリ)という名前には、
特別な派手さはありません。
ただ、そこに在り続ける存在でいたい、
そんな願いを込めています。
このブログでは、
犬との暮らしの中で感じたこと、
迷ったこと、立ち止まったこと、
そして「それでも一緒に生きていく」という覚悟を
言葉にしています。
正解を押しつけるつもりはありません。
でも、同じように犬を想う誰かの心が
少しでも軽くなったり、
「この選択でよかった」と思えるきっかけになったら、
それ以上にうれしいことはありません。
犬との時間は、有限です。
だからこそ、
日常のひとつひとつを、
ちゃんと選びながら生きていきたい。
そんな飼い主が、
GIRASOLという名前で、
静かに発信しています。


